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選択肢1の2。(下は1です)

 投稿者:アレース@遅れて本当にすいませメール  投稿日:2001年 6月11日(月)06時41分23秒
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   場所は変わってミスコン会場。最終選考行きを獲得したアレースは未だ会場の雑踏の中にいた。
先程のザンヤルマ○剣は、アビと伴に鞘に収められている。

「ったく、一体なんだってんだよ。なぁ、アビ?」

「……。あ? ああ。」

 どこか上の空の返事をするアビ。

「どうかしたのか?」

 訝しげな表情(?)のアビにアレースは聞きかえす、が返事はない。

「さっきの剣のことで何か思い当たる事でもあったのか?」

 今度はさっきから疑問に思っていることについて聞いてみる。しかし、やはり返事は…。

「なるほど。貴方が持っていたのか。どうりで場所の確定ができないはずだ。」

 突然後から声をかけられ、アレースは反射的に鞘のアビに手をかける。
おかしい。後に誰かいたのなら、気配ぐらいは感じるはずだ。いくら平和ボケしているアレース
とはいえ、それに気づかないことはないはずだった。

 妙な威圧感を感じつつも、アレースは気を抜く事はなく、聞き返した。

「君は?」

「僕は『永遠(とわ)のときに移ろわざるもの。』名前はウロボロスだ。君は確かアレース君、だったね。」

「ああ。そうだけど。」

 簡単なやり取りの間にも、アレースはずっと気を張りつづけている。そうでもしていないと何かに飲み込まれてしまう。
そんな予感がしてアレースは気を抜く事ができなかった。

「永遠のときに移ろわざるもの? 偉く長い名前だな。ところで、話の前にその殺気をどうにかしてみないか?」

 必死のアレースは、現状をどうにかしようと交渉を試みる。それが成功する見込みは恐ろしく薄い。それはアレースにも
わかっていた。しかし、他に手は思いつかなかった。

「アレース君。僕は君に危害を加えるつもりはないよ。ねぇ、先代?」

 ウロボロスのその言葉を聞いて、初めてアレースは気づいた。アビが異様な殺気を放ち、同時に強力な結界を張っていることに。

「アビ? 一体どうしたって言うんだ? それに、『先代』?? 状況が全く飲み込めな……」

 アレースは台詞を全て言い終わる前に、意識を失った。

 
 
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